菊池恭二さん(宮大工) 日本屈指の宮大工 奈落の底が深いほど、人は大きくなれる

プロフェッショナル 仕事の流儀 どん底からはい上がった4人のプロフェッショナルたち
3人目は、寺や神社の新築工事や歴史的文化財の修復などを手がける宮大工の菊池恭二さん。
菊池恭二さんは、法隆寺金堂の解体修理や薬師寺金堂などの再建を棟梁として手掛け、「最後の宮大工」と称された西岡常一さんの弟子で、現在では「日本屈指の宮大工」と呼ばれています。
しかし、菊池恭二さんも、地獄を見た男の一人です。
今から十数年前、菊池恭二さん海外出張から帰国します。奥さんに電話をすると、受話器の向こう側から、泣きじゃくる声が・・・
「作業場が、火事になった・・・」
菊池さんは、自分の血の気が引いていくの感じながら、すぐに岩手の作業場に帰ります。
そこに待っていたのは、おびただしい量の焼けた材木
6700万円の材木が、一夜にして灰になったそうです。
とにかく、菊池さんは、まず仕事場の周辺の家150件に謝って回りました。その後、家に戻り、一人になると、ポタポタと涙が出てきたそうです。
「このままでは工事ができない。工事ができなければ、会社は潰れる。家族も職人もみな路頭に迷う。」
どうしていいのかわからない菊池さん。ただ泣くしかなかったそうです。
しかし、菊池さんは岩手遠野地方に昔からある一つの言葉を思い出します。
「焼き上がる」
この意味は、『大変な目にあっても、そこから立ち直った者は、さらに大きくなれる』ということ。
この言葉を信じ、菊池さんは心を決めます。
現在引き受けている工事は四つ。この工事の施主である寺や神社の人々が、このまま菊池さんに仕事を任せてくれるのか? 仕事をキャンセルされたら、そこですべてが終わります。
数日後、施主の方々が菊池さんのところへやってきます。
そして、みんな菊池さんの目を見てきます。
そこで菊池さんは、棟梁としての器が試されていると感じたそうです。
「材木は必ず揃えます。何とか仕事をさせてください。」
深々と頭を下げる菊池さん。
施主の方々は黙ってうなずきます。
そこから、菊池さんは毎日必死だったそうです。
「逃げようないし、進むしかない。やるほかない。」と考えますが、いろいろな人の想いが肩にかかって、本当に潰れそうになっていたそうです。
そして2年後、四つの工事はすべて工期を守り完成したそうです。
もう何が起きても怖くない。奈落の底が深いほど、人は大きくなれる
と感じたそうです。
そして、55歳になった今、全国7つの工事の現場監督をし、宮職人の育成を行っているそうです。
 「プレッシャーを乗り越えてこそ、自分のものになる」と考える菊池さんは、若い弟子にもどんどん責任の重い仕事を任せます
そして、弟子の失敗は師匠である菊池さんがすべて背負います。
師匠に失敗を背負う覚悟がなければ、弟子を育てることはできない
これぞ、本物のリーダーですね。
今、日本が最も必要としてるリーダーです。
@今日もありがとうございましたm(__)m
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