カリスマ酪農家 三友盛行さん 無理をしない身の丈でやるマイペース酪農

先週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」も、かなりシビレました。
今回は、酪農家三友盛行さん。
三友盛行さんは現在、酪農家のカリスマだそうです。
三友さんの牧場は、昔のやり方で運営されています。それは、牛に自然の草を食べさせる放牧を中心とした酪農です。
そして、飼っている牛の数は地域平均の半分以下。生乳の生産量は、地域平均の3割しかないそうです。
しかし、三友さんは41年前からこのスタイルを貫き通し、驚くべき利益率を上げているそうです。
現在、常識とされる酪農のスタイルは、1日中牛舎で牛を飼います。そして、エサは穀物が入っている輸入品を使います。このほうが牧草より栄養価が高く、牛のお乳が良く出ます。こうやってドンドン効率を良くして、規模を拡大していくのです。
しかし、ここ最近穀物の価格が急騰し、エサ代が高くなってしまったので、このようなやり方でやってきた多くの酪農家が、苦しい状況になっているそうです。
そこで、三友さんの酪農のやり方に、今スポットライトが当たってきたのです。
三友さんの酪農は、放牧を中心としているのでエサ代が抑えられます。牛を増やそうとしないので、経費がかかりません。また、牛の数を抑えているので、牛の小さな異変に気が付くことができたり、ケガを未然に防ぐこともできるそうです。
なので、小規模ながら高い利益が出るのです。
これを題して「マイペース酪農」
三友さんは、牧草地に落ちている牛の糞を手で触りながら言います
「これは5日前くらいの糞。ここに虫や微生物が発生する。そして、糞は分解され草の栄養素になる。その草を食べて牛は育つ。そして、ミルクができる。こういう循環こそが農業。この自然の営みの中から、おこぼれを頂戴して、人は生きている。」と言います。
三友さんは、最近では多くの酪農家からアドバイスを求められます。
「適正規模でやること。まず牛の数を減らしなさい。」と苦しんでいる酪農家に助言しますが、規模の拡大こそが成功の証とされてきた酪農家にとっては、「牛を増やすことは抵抗ないが、減らすことには・・・」
と言って、なかなか決心がつきません。
三友さんは、「増やす喜びまで来たんだから、今度は減らす喜びに触れなきゃ。無理をしないで、自分の身の丈でやっていくことが重要。」と言います。
「自分の経済的欲求だけで、走ろうと思えばいくらでも走れちゃう。心を置いてもいいから、走るってのが今の傾向だからね。でも、守るという節度の中で、人はここで持続的に暮らしていける。」とも言います。
冬の干し草作りに関しても、三友さんはあまり効率にこだわりません。普通の牧場は、最新の機械を入れて、天候に左右されないものを目指します。しかし、三友さんはあえて、自然に左右される昔のやり方にこだわります。
なぜなら、「自然と向き合えてこそ農民。農民は、良くも悪くも自然だとか、家畜という生き物だとか、草だとか、そういうものと共生してこそ農民。」
「ベストを尽くすが、うまくいくかどうかは神のみぞ知る。うまくいってもいかなくても、その結果を受けて入れて、次に進む。」
いや~、カッコいいです。カッコいいな~。
僕も言いたいです。
「ベストを尽くすが、うまくいくかどうかは神のみぞ知る。うまくいってもいかなくても、その結果を受けて入れて、次に進む。」
シビレます。
@今日もありがとうございましたm(__)m
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カリスマ酪農家 三友盛行さん 無理をしない身の丈でやるマイペース酪農 への4件のコメント

  1. いくみ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >「ベストを尽くすが、うまくいくかどうかは神のみぞ知る。うまくいってもいかなくても、その結果を受けて入れて、次に進む。」
    この言葉にしびれました
    現代の人たちは
    欲張り過ぎなのかもしれませんね

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >いくみさん
    おひさし~。
    どう最近の調子は?
    >現代の人たちは
    >欲張り過ぎなのかもしれませんね
    そうかもしれないね。21世紀は、共生の時代だよね。
    ありがとうございます。

  3. さほちん より:

    SECRET: 0
    PASS:
    小さな+農業関連の会社ではたらいている私にとって、なんとも共感する、最新2つの記事でした。
    ありがとうございます。
    お会いしたこともない方の発信することを、
    こうして感動をもって受けとめられるのは
    人間が効率を追求してきたおかげかもしれませんが、そんな変化と平行して、
    こと農業という産業においては、
    昔と変わらず、自然から材料をいただいて、商品をつくりだしています。
    他の産業とは根本的に違うのかもしれません。
    農業は儲けられない(もちろんすべての農家さんがそうではありませんが)言い訳ではなく
    コントロールできない要素が多いところが・・・

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >さほちんさん
    >昔と変わらず、自然から材料をいただいて、商品をつくりだしています。
    >言い訳ではなくコントロールできない要素が多いところが・・・
    本当にそうですね。だから、僕は農業をやられている方に、もっともっと感謝するべきですね。
    ありがとうございます。

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