月別アーカイブ: 2014年1月

「大きな夢や目標を持て!」のデメリット。成功法則なんて存在しない

本田圭佑選手がセリアAのACミランに移籍し、2戦目で初ゴールを決めました。

本当に、素晴らしいですね。感動です!!

本田選手がACミランに移籍が決定したとき、本田選手が小学校の卒業文集で書いた作文が話題になりました。

「ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今、ぼくはガンバッている。今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。

Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです」

同じように、イチロー選手が小学生のときに書いた作文もまた、よく話題になります。

で、ここぞとばかりに多くの大人が自分の子供に言うのが

「志を大きくしろ! 夢を大きく持て! 目標を明確にしろ!」です。

それ自体は間違っていないのですが、安易すぎません?

もちろん、夢や志を高く持つことは素晴らしいことです。

しかし、自分の子供に対して、「もっと夢を大きく持てとか、メジャーリーガーを目指せ!」というのは、私は安直すぎると思っています。

そんな簡単なことだけで、メジャーリーガーやセリアA入れるのなら、もっと多くの人が入っています。

「いやいや、もちろん実際に行くのは簡単ではないけど、メジャーリーガーやセリアAに行くには、最初からそこを目指さなければ、絶対に行けるはずがない」という人がいますが、本当にそうでしょうか?

ここは是非、アンケートを取ってもらいたいのですが
メジャーリーガーになった人全員が、小学生のときからメジャーリーガーを目指していたのでしょうか?

メジャーリーガーまでいかなくても、甲子園に出た人でもいいです。甲子園に出た人全員が、小学生の頃から甲子園に出ることを目指していたのでしょうか?

ましてや、大きな会社をつくるとか、内閣総理大臣になるとか、ノーベル賞を受賞するとか、俳優になるとか、実際になった人で、小学生の頃からそれを夢見てた人って少ないと思うんです。

というか、今、小学生で野球かサッカーをやっている子の作文なんか、ほとんどがメジャーリーガーになるとか、ワールドカップで点を決めるとか、そんなことが書いてあると思います。

いやいや、それ自体が悪いということではないんですが、それって「成功法則」ではないと思う、ということが言いたいんです。

法則とは、「ある物事と他の物事との間に、必然性や普遍性を持つ関係がある」ということです。

イチロー選手や本田選手が、「僕は草野球や草サッカーで活躍できるくらいの選手で十分です」と言っていて、それを大人が「いやいや、もっと夢を高く持て!」と言って、「じゃー、メジャーリーガー目指します!」となったわけではないと思うんですよね。

イチロー選手も本田選手も、自発的になりたいと思い、目指した。

別に、大人が「夢を大きく持て、志を大きくしろ」と言って大きくなったわけではないんですよ。

で、最初は夢や志が大きくなかったけど
野球やサッカーを単純に楽しんでいて、楽しんだ延長に、もっとうまくなりたい、もっと強い選手と戦いたいと上にあがっていくパターンもあると思うんですよね。というか、こっちのほうが多いんではないでしょうか?

だって、イチロー選手や本田選手の作文がニュースになるってことは、ニュースバリューがある、つまりレアってことだからです。

それなのに、こういうニュースを聞いて、自分が子供の頃に夢見ていた職業についていない親が、子供に対して「夢が小っちゃい。メジャーリーガーを目指せ!」と言うのって、どうなんでしょうか?

今、世の中は、「明確な長期的目標を持ち、それに向かって進め!」ということがとっても推奨されていますが、私自身は、明確な長期的目標は、デメリットが多いと思っています。

たくさんのデメリットがあるのですが、その中でも2点お伝えしたいです。

1点目が、明確な長期的目標は「可能性を狭める」ということです。メジャーリーガーを目指した時点で、この子の他の可能性は見えにくくなります。

もしかしたら、この子はサッカーの才能のほうが大きいかもしれませんし、サッカーをやっているほうが楽しいかもしれません。もっと言えば、音楽とか、絵とか、起業家として生きるほうが楽しいかもしれません。

長期的な目標を明確にすればするほど、可能性は狭まるんです。

「だからダメなんだ!」ということではなく、こういうデメリットもあるということです。

2点目が、目の前の視野が悪くなる、ということです。

焦点を考えてください。人間というのは、遠いところを見ると、近いところの焦点はぼやけて見えます。

つまり、長期的な視野に立つと、今、目の前のことが見えにくくなる、ということです。

人生は、今、目の前で起きていることの連続、積み上げです。今、目の前で起きていることを楽しまないのは、人生を生きている、楽しんでいるとは言えないんじゃないでしょうか?

将来、プロ野球選手やオリンピック選手になる、医者や弁護士になる、という夢のため、目の前の楽しいことをすべて犠牲にして、それに向かって突き進む。

これが素晴らしいことのように語られていますが、もしやっている子が「僕はすべてを犠牲して、頑張っている」と感じている時点で、私はかなりきついと思います。

本当の超一流になる人は、これを犠牲だと感じません。つまり、他の何よりそれが楽しいから、それを優先してやっているんです。

これを、大人の都合で、無理やりやらせても、素敵な大人にならないんじゃないでしょうか?

社会的にはエリートの人でも、あんまり幸せそうでない人に、私はよく出会います。

昔から勉強をやらされ、確かに今、高い給料、ブランド力のある仕事についていますが、人間的な魅力がなかったり、裏でド変態なことをやっている人はたくさんいます。

また、大人になってから、「大きな夢を持て、高い目標を持て」と言われて持った人は、だいたいその高すぎる目標と、今の現状との差に絶望感を感じ、結局何も変わらないどころか、大きな目標を持つ前より、人生の幸福度が下がる人もいます。

高い目標や大きな夢を持つことは素晴らしいことなのですが、それよりもっと大切なことは、自分の本当に好きなこと、楽しいことを見つけるってことなんです。

で、この自分の本当に好きなことや楽しいことは、簡単に見つかるものではないということです。特に、大人になってからは。

だから、私は安直な「高い目標を持て、大きな夢を持て」という成功法則をおすすめしません。

その人が、本当に好きで、楽しいことを見つけることは、すごく難しいことです。しかし、それを見つけられれば、必然と、高い目標や大きな夢になっていくと思っています。

なので、求められているのは、多くの人が周りの一人一人に関心を持ち、その人の本当の才能を見つけてあげることです。才能は、大人になればなるほど、自分で見つけるのが難しくなります。

ですので、周りの人が、その人に関心を持って、その人が向いていることや楽しいことを提案していってあげるのが、社会のためなんです。

子供に関しても、その子が好きなことや、楽しそうにやっていることを、注意深く見てあげて、どんどんやらせてあげるのが、大人の仕事だと思います。

けっして、なんとなくやっているサッカーに対して、「もっと高い目標を持て!」とバカの一つ覚えみたいに言うのではなく、その子が、「なぜサッカーが好きなのか?」、「どういう瞬間が楽しいのか?」などということを見たり、聞いたりしながら、その子が好きなことをもっとやれるような環境を提供していきたいと、私は思っています。

もちろん、これは大人に対しても同じです。

社員に、高い売上目標だけを課したところで、社員はけっして数字を上げることはできません。社員の好きなことや楽しいことをやった結果、数字が上がる仕組みをつくるのが、社長の仕事ではないでしょうか?

人間には、全員に特殊な才能があります。

その才能を、全員が生かして生きれば、この社会は、もっと素晴らしいものになるでしょう。

セリアAに行ける人は、世界中で数十人ですが、自分の好きなこと、楽しいことでご飯が食べられるようになる人は、世界中の全員が可能です。

人生は、まだまだこれから。

【関連記事が読めます】
目標はいらない。今年こそ楽しいことをやろう
年収を上げる単純な方法
30代よ、東京オリンピックまでに、自分の安全領域から飛び出そう!


カテゴリー: 使命と成功 | 「大きな夢や目標を持て!」のデメリット。成功法則なんて存在しない はコメントを受け付けていません。

目標はいらない。今年こそ楽しいことをやろう

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

ついに2014年もはじまりました。

本年も天皇陛下が新年に当たり、ご感想を述べられています。
下記がその一部です。

「昨年も、多くの人々が様々な困難に直面し、苦労も多かったことと察していますが、新しく迎えたこの年に、国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず、助け合い、励まし合っていくとともに、世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています。」
天皇陛下のご感想(新年に当たり)

今年、自分が目指すべきことはここに凝縮されていると思いました。

自分が持って生まれた才能を生かして目の前の人が、より制限なく自由に生きることができるお手伝いをさせていただきたいと思っています。

とにかく今年も強く決意したことは「楽しく生きよう」ということです。それとともに「楽しく生きる人を増やそう」ということです。

私はいろいろな成功者を見て研究してきましたが成功者は千差万別です。本当にいろいろな成功法則があります。まったく反対の秘訣をいう人もいます。そもそも何をもって「成功」なのか、ということが人それぞれだと思っています。

その中でも私が魅力的に感じる人には共通点があって、それは「楽しくてしょうがないことをやっている」ということです。

ソフトバンクの孫社長は大きな会社をつくり時価総額や売上が世界一なることが楽しくてしょうがない。

イチロー選手は野球の試合に勝つことが楽しくてしょうがない。

マザーテレサさんは貧しい人を救うことが楽しくてしょうがなかった。

明石家さんまさんは日本中の人を笑わせることが楽しくてしょうがない。

私の友人の警察官は極悪な犯人を捕まえることが楽しくてしょうがないと言います。

私の尊敬するお医者さんは、患者さんから「ありがとう」と言ってもらえることが楽しくてしょうがないそうです。

多くの人は両親の言葉や世間体に流されて生きてしまいます。
・大学に行かなければいけない。
・大企業に入らなければいけない。
・お金をたくさん稼がなければいけない。
・結婚しなければいけない。
・他人に嫌われてはいけない。
・上司の言うことを聞かないといけない。

自分が楽しいと感じていないことでもマジョリティから外れるのが怖くて、何も考えず走り続けます。それは不幸であり日本人が特に陥りやすい罠だと思っています。

成功は人それぞれです。大きな会社をつくることも成功ですが、小さな会社をつくって小さなニーズに応えることも成功です。

大きな会社はたくさんの人のニーズに応えなければいけないので当然効率を重視します。しかしニーズが多様化した現代において、効率を重視した商品ではまったく我慢できない方々がいます。

そのような方々のニーズに応えるには小さな会社が必要になるわけです。

途上国の貧しい人を救うことも成功ですが自分の子供と遊ぶことも成功です。

日本中の人を笑わせることも成功ですが職場の隣の席の子を笑わせるのも成功です。

メジャーリーガーになることも成功ですが草野球で全力でプレーすることも成功です。

何を言いたいかというと、自分の好きなことを全力でやろうということです。

バタフライ・エフェクトって知っていますか?

エドワード・ノートン・ローレンツさんという気象学者が唱えた理論なのですが「ある場所での蝶の羽ばたきが、そこから離れた場所の将来の天候に影響を及ぼすという」内容の理論です。

よく使われる表現が「ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスでトルネードが起きる」というようなことです。

「ごくごく小さな要素であっても、その小さな要素の組み合わせは、未来に大きな影響を与える」という理論です。

つまり大企業の社長でもない、メジャーリーガーでもない、ノーベル平和賞も取っていない、芸能人でもない私たちもこの世の中に大きな影響を与えているということです。

これは大企業の社長になる必要はないと言っているわけではなく、それが本当に楽しいなら「なればいい」し、楽しくないなら「ならなくていい」ということです。あなたにはあなたの役割があるのです。大きなモノだけが世界を動かしているわけじゃないのです。

あなたが今、親に「新年あけましておめでとう。去年もありがとうね。今年もよろしく」というメールをすることで、もしかしたらどこかで起きている戦争が終わるかもしれません。

すべての人の小さな行いが100年後の未来をつくっているのだと思います。だとするならば多くの人が楽しくてしょうがないことをやれば、すごい楽しい100年後が待っていると思いませんか?

私たちはずっと洗脳されて生きてきました。「~しなければいけない」と。しかし何一つしなければいけないことなどないのです。いやたった一つあるとするならば、私たちは「楽しくてしょうがないことをやらなければいけない」ということだと思います。

もちろんご飯を食べていかないといけないのでお金を稼がないといけません。しかし自分が楽しいことをやる時間は必ずどこかにあります。

そうやって少しずつ楽しいことをやっていき、いつかそういう楽しいことでご飯が食べられるようにならないか?と考えることもできます。

そしてその方法は必ずあると思います。

毎年立てる目標がまったく達成されないのは、自分が楽しくないことを目標にしているからではないでしょうか?

これから大きな大きな波であるロボット化•グローバル化が本格的にやって来ます。機械的な仕事はロボット(コンピューター)や人件費が安い途上国に流れて行きます。

だからこそこういう楽しいことを仕事にしていかないと淘汰されてしまいます。自分が楽しいと思うことからしか魅力的な商品やサービスは生まれないからです。

今後一つの家族が食べられる仕事なら無数に出てくると思います。

どんどん新しい仕事や職業を生み出していきたいと思っています。

こういうイノベーションこそ、これからの社会に必要です。

ですから今年は誰かと自分を比較するのではなく、少しでもいいので毎日自分が楽しくてしょうがないと思うことをやってみてはいかがでしょうか?

それが日本を、世界をよくする最も効果的な方法だと私は思っています。

また仕事がはじまれば日々の生活に流されて、気がつくと今年2014年の年末になっています。

なのでゆっくりとできる今、今年やる楽しいことを考えましょう。

今年もよろしくお願いします。

【関連記事が読めます】
スカブラを目指せ!|IT・クラウド革命時代の働き方
年収を上げる単純な方法
「大きな夢や目標を持て!」のデメリット。成功法則なんて存在しない

本を出しました
儲かる会社は知っている!なぜ桃太郎はキビ団子ひとつで仲間を増やせるのか?


カテゴリー: 使命と成功 | コメントをどうぞ